デリケートゾーンの臭いをキツくする食材として、油っぽいものや、肉類がよく挙げられます。
では、果たして、食生活を変えることで、デリケートゾーンの臭いという問題を解決することはできるのでしょうか。
デリケートゾーンの臭いを悪化させる食材
その問題について検討するために、デリケートゾーンの臭いを強くする食品について調べてみたいと思います。
何故なら、ここに挙げられた食べ物を避ける=デリケートゾーンの臭いを強くしない食生活を送っている、と考えることができるからです。
ではどのような食品がデリケートゾーンの臭いをより強いものにするのでしょうか。
・肉類(赤身、脂身)
肉の赤身というと、一見体に良さそうな食材ではありますが、赤身であろうと肉は肉なので、消化が悪く、この場合はそこが問題です。
食べたものがきちんと消化されないと、腸の中にカスとして残り、それが腐敗することで悪臭が発生して腸内環境も悪化します。
腸内環境の変化は膣内環境にも関わってきますので、デリケートゾーンの臭いにも影響が出てしまうのです。
次に肉の脂身ですが、これは動物性タンパク質に脂質が結合しているものです。
この脂質が分解されるとき、活性酸素を生み出します。
この活性酸素が脂質を酸化させ、過酸化脂質に変わります。
この過酸化脂質には独特の油っぽい臭いがあり、加齢臭の原因でもあるとされています。
過酸化脂質の臭いと元々のデリケートゾーンの臭いが混ざることで、よりデリケートゾーンの臭いが強くなるというわけです。
もちろん脂身も消化が悪いものなので、その点でも良くないと言えるでしょう。
・コンビニ弁当やジャンクフード
コンビニのお弁当やジャンクフードのような食品には、多数の食品添加物が含まれています。
食品添加物は、化学的に合成されたものですので、体内に入ると異物としてみなされ、自己免疫のために活性酸素を発生させます。
またこういった食品には油っぽいものが多いため、結果的に過酸化脂質が生産されることとなります。
もちろん消化も良くありませんので、健康のことを考えても、避けるべき食品であると言えるでしょう。
・甘いもの
糖分は常在菌による発酵の材料となります。
発酵によって独特の臭気が発生し、デリケートゾーンの臭いの原因になります。
・魚
魚は美容や健康に良い食材ですが、脂質を含んでいます。
この脂質が分解されたとき、あの魚独特の生臭さが発生し、デリケートゾーンからもその臭いが起こってしまうのです。
ただ、魚の場合、長期間臭いが残ることはなく、約1日で臭いがなくなると言われています。
・乳製品
乳製品の中でも、ヨーグルトは腸に良さそうな印象がありますが、これにも乳脂肪は当然含まれており、食べすぎると脂肪過多で腸に負担をかけてしまいます。(もちろん、適量ならば乳酸菌による腸内環境の調整がある程度期待できます)
ヨーグルトより舌触りの良い生クリームやバター、チーズといった乳製品は特に乳脂肪をふんだんに含むため、消化されなかった脂肪分が腸に溜まり、腐敗して悪臭を発生させることがあります。
また脂肪が多いため、摂りすぎると皮脂の過剰分泌が起こり、それが酸化することで体臭が刺激臭になってしまうこともあるので、気をつけましょう。
・発酵食品
味噌や納豆、キムチなどの発酵食品と言えば、腸内環境を整えるために必須のものというイメージがあります。
しかし実は、発酵食品には腸内でガスを発生させる性質があり、人によってはこれが腹部の圧迫感などの原因になりうるのです。
発酵食品に加えてタンパク質や脂肪などを摂ると、ガスが嫌な臭いになって排出されることがあるため、発酵食品を食べたあとは、お腹が張るような症状が出ていないかどうか意識してみた方がいいかもしれません。
食生活だけで改善するのは難しい
ここまで見てきたように、デリケートゾーンの臭いに関わる食品はたくさんあります。
こういった食べ物を全て避けるのは難しいですし、あまり神経質になりすぎると、今度は食べる楽しみが失われてしまいかねません。
また、食生活だけではなく、体調や時期によって、デリケートゾーンの臭いが強くなることもあります。
したがって、食事に気をつけることで多少の改善は見込めるかもしれませんが、食生活だけでデリケートゾーンの臭いの問題を解決するのは難しいと言えるでしょう。
ではどうすれば良いのかというと、やはり、専用のケアグッズを使用することをオススメします。
毎日の入浴できちんと汚れを洗い流すことはもちろん大切です。
しかし、それだけでは日中になると臭ってくるデリケートゾーンには対応できません。
そこで、外でも使えるタイプの臭いケアグッズをこまめに使うことで、臭いに対処しましょう。
消臭はもちろん、殺菌効果のあるグッズを使えば、デリケートゾーンを清潔に保つこともできて一石二鳥です。
食生活も気をつけるに越したことはありませんが、やはり一番大切なのは日々のお手入れだと言えるでしょう。