その臭いの理由は“すそわきが”かも?
すそわきがになりやすい人の特徴って?

気になるデリケートゾーンの臭い…。
その原因は、“すそわきが”かもしれません。

すそわきがという言葉が耳慣れない方もいらっしゃると思われます。
この記事では、すそわきがとは何か、すそわきがになりやすい人の特徴についてそれぞれ見ていきたいと思います。

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そもそもすそわきがって?

すそわきがとは、アポクリン腺が原因で起こるデリケートゾーンの臭いとその現象のことを指すもので、医学的には「外陰部臭症」と言われています。
(ちなみに、言葉の由来になった“わきが(腋臭症)”も、腋にあるアポクリン腺が原因で起こる臭いのことを指しています)

アポクリン腺は、腋やデリケートゾーンだけでなく、乳輪、外耳道、肛門の周辺、まぶたなどにも存在していて、通常の汗腺(エクリン汗腺)とは違い脂肪や鉄分、尿素、アンモニアなどを含む汗を分泌します。
この含まれた物質を皮膚の常在菌が分解することで、独特の臭気を発生させるのです。

ただ、アポクリン腺は誰にでもあるものです。
その中で何故特に臭いの際立ったわきがやすそわきがの症状が起こるのかというと、アポクリン腺の量が多かったり、皮膚の常在菌が活発だったりすることで、他人より強い臭いが発生するわけですね。

日本人女性のおよそ10人に1人がすそわきがだと言われているそうですので、決して珍しい症状ではありません。

すそわきがかも?と思ったら…確認したい3つのポイント

すそわきがの人にはいくつかの特徴があります。
これら全てが当てはまったからといって必ずすそわきがとは限りませんし、当てはまらなかったからといってすそわきがではないとも言えませんが、目安として見てみてください。

・わきが体質である
元々わきが体質であった場合、アポクリン腺が多い、或いは皮膚の常在菌の活動が活発である傾向にあるのだと考えられます。
この場合、同時にすそわきがでもある可能性があります。

また、わきが体質は非常に遺伝しやすいもので、両親のどちらかがわきが体質だった場合50%以上、どちらもわきが体質だった場合80%以上の確率で遺伝していると考えられます。
そのため、自分や家族にわきが体質の人が居た場合、すそわきがである可能性は高くなります。

・耳垢が湿っている
耳垢とすそわきがは一見関連がなさそうですが、実はこれが大きな判断材料となっています。
何故かというと、外耳道にはエクリン汗腺が存在しないため、普通なら耳垢が湿ることはないのですが、その耳垢が湿っているということは、エクリン汗腺ではなくアポクリン腺のしわざであると考えられるからです。
ほとんどの人には存在しない耳にもアポクリン腺があるということは、誰にでも存在する腋やデリケートゾーンにあるアポクリン腺の数は他の人よりも多いはずだ…という理論から、耳垢が湿っているとすそわきがである可能性が高いと言うことができるのですね。

・アンダーヘアが太く、量が多い
アポクリン腺は毛穴に分布していることが多いとされています。
そのため、アンダーヘアが太かったり、量が多かったりした場合、その分アポクリン腺もたくさん存在していると考えることができます。

すそわきがの対策方法は?治療はできる?

すそわきがは疾患とみなされていますので、治療をすることもできます。
治療内容としては、手術で原因となるアポクリン腺を取り除くものが一般的です。
ただ、費用がかかり、場合によってはアポクリン腺の取り残しによる再発もあり得ますので、ややリスクの高い手段です。

自分でできる対策としては、
・デリケートゾーンの蒸れや汗を防ぐため、アンダーヘアを短くカットする
・日中もこまめにケアをして、デリケートゾーンを清潔に保つ
・専用のデオドランド商品を使う
などが挙げられます。
デオドランド商品の中には、消臭だけでなく、殺菌作用によってデリケートゾーンを清潔に保つ効果を持ったものもありますので、そういった商品を使うとお手入れの手間を省くことができそうですね。

すそわきがはありふれた症状です。
悲観的にならず、正しく対策をすることで、自信を持って過ごせるようになりましょう。

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