ジャムウって何?デリケートゾーンの
ケアには期待できる?
デリケートゾーンの臭い対策として、たびたび名前が挙がっている“ジャムウ”。
しかし、そもそもジャムウとは一体何なのでしょうか。
そして何故デリケートゾーンのケアのために使われているのでしょうか。
ジャムウ―インド医学から発展したナチュラルハーブ
ジャムウとは、インドネシアで古くから使われている、ハーブを調合した薬のことです。
ヒンドゥー教がインドからインドネシアに伝来したとき、同時にインドの伝統的医学であるアーユルヴェーダも同時に伝わってきました。
アーユルヴェーダは、ユナニ(ギリシャ・アラビア)医学、中国医学と並ぶ世界三大伝統医学のひとつで、病気の治療や予防だけではなく、健康の維持や増進といった、より良い人生を送るための方法について考えていた学問です。
このアーユルヴェーダにおいては、100%天然の動物や植物、鉱物に由来する薬が使われているのですが、この薬がインドネシアに伝わり、インドネシアにあるハーブなどを使う形で独自の発展を遂げていったのがジャムウとなります。
特に、インドネシアの宮廷に勤める女官たちが、自らの体を磨き、より魅力的にアピールするためにジャムウのレシピを開発していったという歴史の流れから、現在流通しているジャムウは、デリケートゾーンのケアはもちろん、バストアップやダイエットといった、女性の悩みを解決する効果を謳ったものが非常に多いです。
アーユルヴェーダを元としていることから、主に複数のナチュラルハーブを組み合わせることで作られるジャムウですが、そのレシピは親から子へと、一子相伝の形で伝えられていて、外部に漏れることはほとんどないため、まだまだ多くの謎に包まれています。
しかし古くから今まで、伝統的に使われていることから、実感が期待できるものと考えていいでしょう。
ジャムウでデリケートゾーンケアは万全?
女性の悩みを解決し、魅力をさらに引き出すために古くから使われてきたジャムウ。
このジャムウ成分が配合されていることを売りにしている臭いケア用の石鹸なども販売されていますが、ではこのジャムウだけでデリケートゾーンの臭いケアは万全かと言うと、実はそうではありません。
確かにジャムウには一定の実感が期待できるかもしれませんが、残念ながら、主にジャムウが使われていた時代の環境と、今の私たちの環境には大きく異なる点があります。
まずは食生活。
現代の環境は、様々なものがいつでも贅沢に食べられるようになっています。
スナック菓子やコンビニのお弁当のような、添加物が多量に使われた食品をとる機会も増えました。
特に、女性が好みがちな、たっぷり砂糖を使った甘いものは、その糖分が菌類のエサになり、デリケートゾーンで繁殖し、キツい臭いの原因となります。
他にも、肉や揚げ物は消化されにくく、腸内にカスとして残って腸内環境を悪化させ、結果的に膣内から発生する悪臭に繋がります。
このように、現代の食生活は、デリケートゾーンの臭いをさらに悪化させる一因となっているのですね。
また、ファッションも異なる点のひとつです。
ストッキングやガードルを身に着ける機会がある人は多いと思われますが、これらは下半身まわりを締め付けるため、デリケートゾーンがこすれたり、蒸れたりする原因となります。
タイトなジーンズなどの服装も、下半身を圧迫することに繋がります。
つまり、現代は、ジャムウが使われていた時代と比較して、デリケートゾーンの臭いが悪化しやすい環境にあると言うことができるのです。
このような時代では、残念ながら、ジャムウだけでデリケートゾーンの臭いを解決できるとは考えにくいでしょう。
医薬品も組み合わせてWで対策を
そこで、ジャムウだけではなく、現代医学で使われている成分も合わせて、よりケア力を高めることをオススメします。
デリケートゾーンのケア商品の中には、医薬部外品といって、医学的に効果を認められたものがあります。
こういった商品をジャムウと一緒に使うことで、ジャムウだけではケアしきれなかった部分までしっかり行き届くと考えられるでしょう。
デリケートゾーンの臭い対策には、ジャムウだけではなく、医薬成分も合わせて使うことで、より強い実感が期待できそうです。